健康保険とは?_NO.17公費負担で受けられる医療

 特定の病気に対して国家的な立場から予防・治療を行うことを目的としたり、生活困窮者への福祉向上を図ることを目的として、国あるいは都道府県、市(区)町村などが「公費」で医療費を負担(助成)する制度があります。こうした制度に該当された方は、医療費の一部または全額が公費でまかなわれることになります。
 しかし、公費負担で医療を受けているにもかかわらず、健康保険から保険給付が行われると、二重に給付を受け取ることになってしまいます。また、このような「重複給付」が起こった場合、後日、ご本人に健康保険で給付した医療費の返還をお願いすることにもなります。
 健康保険組合ではこうした「重複給付」を避けるため、医療機関から送られてくる「レセプト(診療報酬明細書)」をチェックしたり、関係機関(地方自治体等)から送付されてくる公費負担の通知書等をチェックしています。しかし、公費による医療費負担は国だけでなく地方自治体まで多岐にわたるため、すべてを漏れなくチェックすることは非常に難しいのが現実です。そこで公費による医療費負担を受けている方には、健康保険組合へ医療証のコピーを提出していただくようにお願いしています。
 なお、公費による医療費の負担(助成)について詳細をお知りになりたい方は、お住まいの都道府県や市(区)町村役場の担当課までお問い合わせください。
(主な助成制度:乳幼児医療費助成制度、ひとり親医療助成制度、障害者医療助成制度など)

 自分や家族(被扶養者)が公費による医療費負担を受けているかどうか、よくわかりません。また、どんなときに健康保険組合へ連絡すればいいのでしょうか?
 公費による医療費負担(助成)にはさまざまな制度があります。中でも地方自治体では福祉を充実させるという意味から、「乳幼児医療」などへ独自の医療給付を実施しているケースが見受けられます。
 ご自身やご家族がこうした公費負担(助成)をうけているかどうかは、その受給証明となる「受給者証」「医療証」によりご判断いただけます。こうした証明書を保険医療機関の窓口に提示して診療を受けたことがある方は必ず健康保険組合へご連絡ください。